最近観た映画大学時代は映画研究会に所属。当時は色んな国の映画をたくさん観て、観た映画全てを記録して、俳優や監督の名前にも詳しかったちょっとオタクな私。 しかし今ではたまにビデオで観るくらい。 しかも観た映画のタイトルさえすぐに忘れてしまいます。 せめてタイトルや監督名くらいは書き留めとこうかな、ということで。 ☆はお気に入り度 ☆息子の部屋・・・これがカンヌグランプリ?? んー??? ![]() ☆☆☆ 「凶暴」が感染して人類滅亡危機に陥るパニックホラー映画。 (つい最近観たのにタイトルも監督名も全く思い出せません。ロンドンが舞台なので、恐らくイギリス映画。監督は若手で有名な人だったような・・?誰か教えて下さい。)・・・かなり面白かった。 スイミングプール(仏 フランソワ・オゾン監督)☆☆☆☆☆ 淡々とした展開なのに、思わず見入ってしまう。 謎だらけで終わる不思議な映画。まるでだまし絵を見てるような・・。 新旧二人の女優がとても良い。 久々のヒット! ![]() 世界の中心で愛を叫ぶ(日)☆ お涙ちょーだいを期待したのに、全然泣けず、がっかり。 高校時代の二人の純愛がちっとも描かれていず、感情移入できない。 瀬戸内の風景はノスタルジックで素敵だった(大学時代、毎年映画研究会恒例の、9月の誰もいなくなった海辺での夏合宿(主に飲んで騒ぐだけ)を思い出して懐かしかった。) 幸せになる為のイタリア語講座 ☆ ツタヤでミニシアター系1位になってたので借りたけど、まあまあ。 フツーの映画。 美容師の姉ちゃんの顔の大きさにびっくりした。 小顔の男とのキスシーンでは男が食べられてるみたいで怖かった。。 西洋人でもあんなに顔の大きな女の人いるのね。 ![]() ファインディング・ニモ(米)☆ 出張中の国際線の飛行機で、「ミスター・インクレディブル」を観て感動したと言うお父ちゃん。 ならばと観てみたニモ。 しかし何の感動もなく、まるでただのロールプレイングゲームのような展開だった。 まるっきし子供向けの作品。(「ハリー・ポッター」と同じやね) ミュージック・オブ・ハート(米)☆ メリル・ストリープ演じるバイオリン教師がバイオリンを通してスラムの子供達を変えていく、という感動ストーリーのはずが、ストーリーの軸が散漫なせいで感動が全く伝わらず、メリルの一生懸命な演技さえ空々しく感じてしまった。 残念。 8人の女たち(仏 フランソワ・オゾン監督)☆ 同監督の「スイミングプール」が面白かったので観てみたが、期待したほどではなかった。 しかし新旧豪華すぎる女優達の競演は見もの!特にヌーベルバーグの時代から第一線の女優、カトリーヌ・ドヌーブとファニー・アルダンの衰えぬ美貌に脱帽。 あんたらいったい今いくつ?? ![]() 花様年華 ☆☆ インテリアが見たくて借りてみた。 1960年代の香港が舞台。 幾何学模様の壁紙に真っ赤なカーテン、個性的な照明など、ミッドセンチュリーなテイストのお手本と言わんばかり。 主演のマギー・チャンの衣装は全てチャイナワンピース。 映画の中で20着くらいは着こなしてるけど、どれもこれもとっても素敵!首も手足もすらーっと長いからまた綺麗なのよね(私には無理です・・)。出産してからはラフなスタイルばっかりなので、たまにはカチッとしたワンピースなどを着こなして、颯爽と街を闊歩したい気持ちになりました。 映画の内容は分かりにくいしだるーいです。 映像美を見る映画。 ウォン・カーウァイ監督 続編はキムタクも出演してる「2046」です。 ![]() ヴィレッジ ☆☆☆☆ ![]() スウィート・ヒア・アフター ☆ ![]() 「カンヌ・グランプリ」にまただまされちゃったよー。 悪くはないけど何故グランプリ?? もうカンヌはあてにしないことにします。 まぼろし ☆☆ ![]() 「スイミング・プール」で私的にその腕を見込んだフランソワ・オゾン監督作品なので観てみた。 スイミング・プールと同じくシャーロット・ランプリング主演。 静かで淡々とた展開なのに画面に惹きつけられていく作り方はさすが。 でもちょっと途中は長く感じたかな。 とにもかくにも初老にさしかかる中年のシャーロット・ランプリングのたたずまいが美しい。 ザ・シャーロット・ランプリングな映画。 大人のパリのアパルトマン、なインテリアも素敵です。 ※映画で美しい人を見ると刺激になります。美しく年を重ねられるように日々努力せねば・・ オールアバウト・マイ・マザー ☆ ストーリーはまともなのに、登場人物がアブノーマルな(言葉は悪いが)人達ばかりで、とてもじゃないが感情移入できない。 鮮やかで大胆な色使いのインテリアが素敵。 さすがスペイン、さすがアルモドバル、なカラーコーディネートでした(それだけかい)。 耳に残るは君の歌声 ☆☆☆ ![]() 監督:サリー・ポッター 主演:クリスティーナ・リッチ 「バッファロー66」の時は何がそんなに良いのか私には分からなかったクリスティーナ・リッチ。 この映画でようやく納得。 こんなに美しくて魅力的だったなんて! 肌の美しさが素晴らしい! 黒い髪と目が白い肌の美しさを際立たせて神秘的。 背も小さくてチョイおデブさんで、美人の部類に入れるのは難しいタイプなのに、静かさの中にある強さを感じさせる。 その燐としたたたずまいが何ともドラマチックで美しい。 見直しました。 助演のケイト・ブランシェットはじめ、その他の役者も皆素晴らしかった。 控えめな演出に耐えられる存在感と演技力を備えた役者ばかり。 波乱万丈なドラマの内容以上に、役者自体が見ごたえあります。 そして何より、この邦題がストーリーにぴったりで素晴らしいではありませんか。 原題は「The Man Who Cried」。 最近は現代をそのまま長ったらしいカタカナにしてほっ放出すのが当たり前なのに、これを「耳に残るは君の歌声」とは、誰の名翻訳?水野晴郎以来じゃない?天晴れです。 ほめちぎってるけど、映画自体はそれ程特筆すべき作品でもないかも。 それでも素晴らしいスタッフの集結で、静かに見ごたえアリ、の一作です。 マグノリアの花たち☆☆ ハリウッド実力派女優達の競演。 まるで空想の世界の如く緑豊かで美しい郊外の町で繰り広げられるご近所さん物語。 悪人が一人も出てこない。 いかにもアメリカ的ハートフルな作品。(私的には引いてしまいがち。) 登場人物が中年女性ばかりなのでわかりにくいスラングなどがない。 皆が舞台のような演技をするので、非常に英語が聞き取りやすい。 英会話学習にはもってこいの映画。 ブレイク前のジュリア・ローバーツが頑張ってる。 ムーラン・ルージュ ☆☆☆ オープニングからスピード感あふれるユニークなカメラワーク。 豪華絢爛、摩訶不思議なムーラン・ルージュの世界にググーっと引き込まれ、これは久々のヒット!かと思いきや、中盤から失速。 悲劇のストーリーに感情移入が全く出来ず、冷めた。 最初は"いい味”に聞こえたユアンの歌も後半は下手さだけが目立ってきて、耳に障る。 だいたいヒロインが何でニコール・キッドマンなんだ(監督がオーストラリア人だから?)?年増すぎ。 もっと若くて瑞々しい女優だったならもう少しストーリーにも納得できたかも。 それでも敢闘賞をあげたい作品。 そうよ。ミュージカルってこうでなくちゃ。 必見の価値あり。 こういうタイプのミュージカル映画をハリウッドはもっと作って欲しいな。 死ぬまでにしたい10のこと ☆☆ 恋に落ちたら・・・ ☆☆☆☆☆ やかまし村のこどもたち ☆☆ 童話が原作。 古きよき時代のヨーロッパ。 美しい自然の中に遊ぶ子供達の日常をただ綴った映画。 全てが美しく輝いている。 20歳の頃に観ていたら、確実にツボにはまり、作品の美しさに胸がしめつけられ、涙が止まらなかったであろう。 が、、、すっかり汚れっちまった今となっては、ただ傍観している自分がいるだけ。。 純粋さを失った自分に気付いてしまった、個人的にはちょっぴり悲しい作品。 心の旅路 ☆☆☆☆☆ 前回観たのは高校2年の時。 生まれて初めて映画で泣いた、映画。 十数年ぶりに観て、その質の高さに驚いた。 抑えた演出、それに十分応える役者の演技力、ストーリーの面白さ、 60年も昔の映画とは信じがたい。 近年でもこんな作品はまれ。 映画人はこの60年間一体何をしてきたんだ?? シーズ・ソー・ラブリー ☆☆☆☆ かつて独身の頃に見たときは、ショーン・ペンとロビン・ライト・ペンのすっとんだ純愛に共感した。 妻になって、母になって、見た今回。 たとえどんなに強い運命で結ばれた二人であろうとも、どんな理由があるにせよ、映画ゆえのファンタジーがそこにあるにせよ、恋の為に子どもを捨てる母親なんて、あり得ない、許せない、理解できない! 私も変わったもんだ。 それでもやはり、この映画は好みのタイプ。 精神を患い、痛々しさを伴ったショーン・ペンの愛すべきダメ男ぶりは、これ以上ないハマリ役。 修羅場での、ジョン・トラボルタと小さい娘との掛け合いは笑えた。 ストーリー、役者、演出、全てにセンスの良い映画だと思います。 浮雲 ☆☆☆ シカゴ ☆ レニー・ゼルヴィガーがおブスさん過ぎてダメだった。。 キャサリン・ゼダ・ジョーンズは、歌も踊りもそつなくこなしてるけど、 何故かいまいち魅力に欠ける。 1950年代、往年のミュージカル映画を見慣れている私にとっては、 期待していただけに、ガックリなレベルに思えたミュージカルでした。 或る夜の出来事 ☆☆☆☆☆ 素晴らしい! ブエノスアイレス ☆ マルコヴィッチの穴 ☆☆☆ 武士の一分 ☆☆☆☆ 3年ぶりに映画館で映画を観れて嬉しかった。 前半、木村拓哉は「キムタク」でしかなかったが、後半の彼は俳優、木村拓哉だった。頑張ったと思う。 夫婦愛に泣けた。 薄化粧の壇れいがあまりに美しかった。 時代劇はテレビでも映画でも数あれど、江戸時代の暮らしの日常、夕飯の献立とか、食器とか、裃のアイロンがけとか、そういうものまでリアルに描いたのは山田洋二だけでは? フリーダ ☆☆☆☆ メキシコの色彩があまりに美しく、心惹かれる。 私の前世は絶対にラテンだと思う。 フリーダの画家としての側面が描かれ足りなくて、ちょっと物足りなかったけど、女全開、恋に生きたフリーダという側面での描かれ方は充分。 だから、それでいいか。 ストーリーや構成の力強さは完璧とはいかないまでも、 フリーダ役のサルマ・ハエックの目力が最初から最後まで観る物をひきつけて離さない。 魅力的だ。 「SAYURI」(未見)が全編英語でしかも主役は中国人て何でやねん!とアメリカ人のデリカシーのなさに憤慨。 下手くそな日本語なまりの英語って、見苦しくじゃないの?? と不思議に思っていたのだが、この映画を観てやっと理解できた。 メキシコが舞台の「フリーダ」は全編スペイン語ではなく英語。 俳優はフリーダ役と数人のメキシコ人俳優を除いて、様々な国籍の俳優が集結している。 メキシコ自体が移民の国であるから、容貌に関してはアングロサクソン系であろうが、ラテン系であろうが、様々であることに問題はないのだ。 フリーダの夫役の俳優は、イギリス出身でシェークスピア劇を多く演じた人物らしい。完璧なクイーンズイングリッシュも話せるであろう彼は、この映画ではワザと、スペイン語なまりの英語を話している。 他の俳優も皆同じ。 どこの国出身であろうが、皆スペインなまりの英語。 「なまり英語」は、英語圏の鑑賞者にとっては、メキシコ人の雰囲気をかもし出す為に必要な要素であるらしい。 だからそれは「SAYURI」に於いても、俳優には完璧な英語より、逆に日本語なまりの英語、が求めらていた、ということなのだろう。 日本語で考えるとそれは、中国を舞台にした映画を日本人俳優で演じ、 皆が「~あるヨ。」とかの中国的なまりで話す、ということか? それとも韓国を舞台にしたストーリーを「ありがとごじゃいます。」とかの韓流なまりで日本人俳優が演じるということか? それはヘン。 なぜなら日本は単民族国家(一応ね)で、なまった日本語を話すこと事態が非常に不自然だから。 しかしアメリカなどの移民国にとっては、なまり英語は当たり前の事なのね。 だから平気でどこの国が舞台であれ、なまり英語で映画が作れちゃうのよね。 日本とはバックグラウンドが違うのだ。 そう思えば、SAYURIもちょっと許せた。 これからも、なんちゃってご当地ハリウッド映画に対する見方は少し変るとおもう。 でもやっぱり私はスペイン語でフリーダが見たかったよ。。 アンジェラの灰 ☆☆☆ 汚物にまみれ、希望も見えない貧困状態の中で、子供を産み続ける夫婦は理解できません。 アイルランドにもこんなに悲惨な過去があったのね。 ベルサイユ時代のパリでは、家にトイレがなく、汚物は道端に捨てられていて、パリは悪臭漂う街だったと聞いても、想像ができずにいたのだけど、 この映画を見てそれが実際にどういう状況であったのかよく分かった。 どんなに貧乏世帯でも、汚物を道端に捨てるなんて聞いたことない日本人は、やはり清潔な民族だ。 ラスト、アメリカ行きの船を照らす朝焼けと共に、お兄ちゃんの未来に希望が見えたことは救われた。 最近は「自由の国アメリカ」なんて言葉も聞かなくなったけど、 当時のヨーロッパ階級社会から見れば、 まさしくアメリカは誰もが夢を実現できる、希望に満ちた国であったのだという事がよく分かった。 シュウシュウの季節 ☆☆ 主演のルールーが素晴らしい。純粋無垢さと荒んだ妖艶さ、見事なまでの変容。いったい実年齢はいくつなんでしょう? 老金役の俳優の演技も素晴らしかった。 しかし映画自体は一体何が言いたかったのか? ただひたすら悲惨な筋書き。 中国にはかつて、こんな酷い隠された過去があり、多くの純粋な少年少女が犠牲になったのですよ、ということを知らしめたかったということか。 そういう意味ではこの映画を見た意義は大きかった。 中国ってやっぱり怖い国だねえ。 忘れられない人 (1993/米) ☆☆☆ Untamed Heart 内容は単純な、ちょっと切ないラブストーリーの小品なんだけど、主役のマリサ・トメイが瑞々しく印象的。 いかにも”the girl next door" な感じがストーリーにはまってる。 夫たち、妻たち (1992/米) ☆☆☆ Husbands and Wives 子育てを過ぎた中年世代の夫婦のあり方、いろいろ。 夫婦の恋愛関係を維持するって、難しい~! クイルズ (2000/米)☆☆☆ Quills マルキ・ド・サド公爵の伝記もの映画。力作。 役者が皆素晴らしく、安心して見られる。 サド公爵のことは私にとっては印象は浅く、ホアキン・フェニックス演じる牧師と、ケイト・ウィンスレットの切ない純愛に心惹かれた。 人間ならば誰しも、愛する人と肉体で結ばれたいと願う想いは止められない。 若く純粋な聖職者ゆえの葛藤、苦しみが切なすぎた。 ケイトの若くふくよかな体が、女神のように美しくまぶしく映る。 ケイトを失ってから、彼が夢の中でようやく自分を解き放ち、二人が結ばれる短いシーンは、セックスという行為の本質を見事に描いていた。 慕情 (1955/米)☆☆ Love Is a Many Splendored Thing 半世紀前の香港の様子が見れる。 愛より強く (2004/独=トルコ) ☆☆ Gegen die Wand Head-On 偶然出会って偽装結婚した二人に、いつそれ程の愛情が芽生えたのか、見えない。二人のセリフ以外に、二人の強い愛を確認できるものがなく、全く感情移入できず。彼女に出会わなければ立ち直れなかった、と言う男のどの辺が立ち直ったのか、ちっともわからん。 しかし力作、とは思う。全体に力強さは感じる。 トルコ人の気質、習慣、異国でトルコ移民として生きていく事情、ヨーロッパの人(移民?)は教養の高さに関係なく、当たり前に数ヶ国語をしゃべれるんだぁ、とか、また色々なことが知れた。これも映画を見る醍醐味。 素直な悪女 (1956/仏) ☆☆☆ Et Dieu... créa la femme And God Created Woman 崖の上のポニョ ☆ となりのトトロ ☆☆☆☆ 赤い天使 ☆☆☆☆ 妻は告白する ☆☆☆☆ 清作の妻 ☆☆☆☆☆ 祇園囃子 ☆☆☆☆ しとやかな獣 ☆☆ 女は二度生まれる ☆☆☆ でんきくらげ ☆☆ プラダを着た悪魔 ☆☆ 美人は努力して作られるものです。 いくら素材がよいからと言って、ダサくてファッションセンスゼロの女の子が、一夜にしてモード最前線のイケてる女の子になれるもんではないと思います。 ヘップバーンの「パリの恋人」も、あやしい哲学にかぶれるダサい女の子が、モデルとしてスカウトされ、一夜にして極楽鳥のごとく美しく生まれかわるというストーリーだけど、モデルになったあとも、彼女の私服はごくシンプル。 全く着飾ってない(けれども髪型等で若干だけ洗練されてる)ところに、着飾って美しくなれても、彼女の本質は変わらないというリアリティがあった。 そこらへんで、アン・ハサウェイのキャラクターには一貫性がなく魅力を感じられず、親近感も沸かない。 物語のメインである、ファッション誌出版社での彼女の仕事ぶりも意味のない雑用をこなすばかりで、仕事を通しての彼女の成長ぶりも見えず、つまらない。 と、つっこみどころ満載でした。 メリル・ストリープはさすが。 意地悪きわまりない上司を、楽しんで演じていたようでした。 演技派として年齢を経て、大御所と言われるようになっても、あらゆるタイプの映画にチャレンジし、女優と言う職業を心から楽しんでいるメリルの姿勢が潔く、貫禄を感じました。 スウィート・ノーベンバー ☆☆☆ デキすぎた御伽ばなし、納得できない部分もアリ、ですが、主役のシャリーズ・セロンのピュアな美しさと可愛らしさ。キアヌ・リーヴスとの美男美女だから耐えられるストーリー。それで、いいと思う。 どんな始まりと結末であれ、愛し合う二人の姿はいつも美しくいとおしい。 ハート・オブ・ウーマン ☆☆☆ 青空娘☆☆☆ 若尾文子×増村監督初コンビ作。 まだまだぽっちゃり、うら若い文子さんが新鮮です。 「お父様はね、生ぬるいのよ。」 その若さで、こんな厳しい台詞を、迷いなく、スッパリと、すがすがしく、そして迫力をもってして言ってのけられる文子さん。 あなたはやはり、最初から、若尾文子そのものでした。 女優(俳優)というのは、演技力云々よりも、その人の本来持っている魅力的な個性によって、人を惹きつけるのだと、納得。 愛を読むひと (2008年 米/独) ☆☆☆☆☆ 子供ができて以来5年間で3度目、1年ぶりの映画館での鑑賞。 久しぶりに、魂を揺さぶられた作品で、見終わった後どっぷり疲れました。 ハンカチはぐっしょりでした。 愛、戦争、罪、プライド、弱さ、優しさ、後悔、、、 見終わった後、次の日になってもまだ様々な事を考えさせられる深いテーマの映画でした。 その中でひとつ、明確に私の心に浮かびあがっていた言葉。 「人生は一度しかなく、儚い。」 若い頃から誰かれなく聞かされるこの当り前の言葉の意味を、 深く実感できるようになってきたのは、 私もそれ相当に年をとったということなのでしょう。 (まだまだ若いと言えば若いんだけどね。) たったひとつのためらい、言い出せなかった言葉、出せなかった勇気、、、 一瞬のボタンの掛け違いが、 自分自身はおろか、他人の運命までを大きく変えてしまうこともある。 そしてそうなった時、それは取り返しがつかない。 なぜなら人生は一度きりで、誰もが刻々と老い、死に向かっていくから。 すべての映画の中で様々にドラマチックな人生が繰り広げられていくが、 普通に生きている私達のだれもがまた、抗いがたいそれぞれの時代背景の中で 一つしかないストーリーを生きているのだ、 そんな当り前の事を深く感じた今回の映画鑑賞でした。 ノッティングヒルの恋人(1999年 米)☆☆☆☆☆ 主演:ヒュー・グラント ジュリア・ロバーツ 英米の2代スターが繰り広げるハリウッド恋愛映画、ということで、 期待もせぬまま観たけど、、、 とても良かった! イギリスのしがない本屋の主人と、世界的映画スターの彼女との恋愛。 おとぎ話でしかあり得ないストーリーを納得させたのは、 やはり主演二人の個性と演技力のたまものだったと思います。 テレビでの大幅カット版(英語のみ字幕なし)と、 レンタルで見た完全版(字幕あり)と、 2度観ましたが、最後のクライマックス、記者会見のシーンでは 2度、泣きました。 ハッピーエンドなストーリーなのに、 胸が締め付けれられるのは、 それほどに、愛し合うべき男女の出会いというのは奇跡であることを この年になってより深く感じるからでしょうか? それにしても、ヒュー・グラント、いつもながらハマり役です。 ナヨっとしたルックスと、底抜けに優しそうなイメージが、 草食系男子主流の今の時代にマッチしていると思います。 実際の本人は、セックス依存症で精神科医にかかっていたらしいですが。。 ヒュー・グラントの映画はもう20年も前から何本か観ているけれど、 改めて、彼の恋愛映画を全部観たいと思いました。 映画の舞台であるノッティングヒル(ポートベロロードの蚤市)は、 20歳のころ、初めての海外旅行で訪れた場所だったので、 現実感も増し、懐かしい思いでした。 海外で経験した空気感というのは、一生の宝物だと思います。 赤い航路 ☆☆☆ ピアニスト × 花岡青洲の妻 ☆☆☆ ラブソングができるまで ☆☆☆☆ ジャンル別一覧
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